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05月21日 NO15 文京区・宮坂
広重として独立するまで子供の頃から住んでいた、丸山町の実家のすぐ近くの坂です。割合大きな、角度のややある坂で子供にとってはとても広く急坂に感じ自転車で下るのは怖かったものです。
名前は昔、有栖川宮様の屋敷があったことから付いたと聞きました。地図にも坂の名前が載っていない、地元の坂でしょうか。
坂を下ると千川通り。すぐ不忍通との千石3丁目交差点になります。昔は氷川下と言っていました。谷の底にあたります。
都電がなくなりましたが、町並みにあまり大きな変化がなく、いつ通っても昔通りでホッとする、慣れ親しんだ坂と場所です。
05月14日 NO14 文京区・団子坂
上の写真のように広い緩やかな坂です。不忍通シノバズドオリから森鴎外の旧居跡「観潮楼」に向かう根津の坂道です。
この不忍通には都電20系統が走っていてわたしが一番利用した路線です。停留所の名前は昔も今も「団子坂下」。
この根津には中学時代の友人がいて時計屋さんだったなぁと思い出します。昔は菊人形で相当なにぎわいだったとか。
ときどきこの手前の動坂にある都立駒込病院に行きます。その帰りに大抵この辺りをブラブラと歩いています。
夏目漱石、森鴎外旧居跡、根津権現、須藤公園と見所が一杯のところです。近年は谷根千と呼ばれて人気スポットでもあります。
05月12日 NO13 文京区・鐙坂 あぶみざか
前回の善光寺坂を下ると柳町、現在は小石川2丁目のこんにゃく閻魔。信号を渡り白山通りに出てさらに渡ると西方町の交差点。
本郷通りに向かって歩き右に折れると菊坂。この辺りは、坪内逍遙、石川啄木、金田一京助、樋口一葉などが住んでいたところ。その樋口一葉の使った井戸があるあたりに、鐙坂。写真のようにツタの絡まる石垣、生い茂る緑のお屋敷の間の坂道です。薄っぺらでない趣ある坂道ですね。
石垣の横隣が姿三四郎が檜垣源之助と対決した、右京ケ原です。映画ではススキの茂る広い原っぱでしたが、現在は清和公園となり、右京山の看板があります。
04月30日 NO12 文京区・善光寺坂
子供の頃は自転車で良くこの小石川辺りの友達のところに行きました。通っていた中高からも近いですしね。
先日、幸田文の小説とDVD、「流れる」を見て、次に娘さんの青木玉「小石川の家」を読んだら行きたくなり通ってみました。
文京区役所、後楽園からも近いです。今回は坂上の徳川家の菩提寺、伝通院から下りました。美しい緩やかなカ−ブを描く坂です。
左下は善光寺坂の途中にある、文化勲章第1号の幸田露伴の住んでいた、小石川の家の前に、今でもある、むくの木です。
坂の途中に善光寺があり、善光寺坂となりました。